取扱製品のご案内
自動車補修用「優良部品」とは
自動車の使用度合いに応じた消耗品の定期交換や、修理で必要となるのが補修部品です。大きくは自動車メーカーが推奨する「純正部品」と、部品メーカーが販売する「優良部品」に分けられます。さらにその中でも、純正部品よりも廉価な「第二純正部品」や、中古部品を再生して使用する「リビルド部品」などがあります。優良部品においては、日本自動車部品協会(JAPA)が「自動車優良部品推奨制度」を設け、品質の担保に努めています。
純正および第二純正部品は、部品メーカーから自動車メーカー系部品販売会社を経由してディーラーや地域部品商、整備工場に卸されます。優良部品は、同じく部品メーカーから専門商社、地域部品商を経て、整備工場や給油所、用品店などに届けられます。
純正品や正規品と並び、部品交換の際に提示されることの多い選択肢に優良品があります。優良品の定義はカーショップや整備工場によって微妙に異なる場合もありますが、ほとんどは以下どちらかの意味合いです。
- 新車製造時に純正部品を製造したメーカーが、アフターパーツとして製造した部品
- 純正品製造メーカー以外の会社が、車種の規格に合わせて作った「社外品」の別名
純正品や正規品との具体的な違いとしては、製造時の規格・品質とメーカーの違い、そして自動車メーカーのロゴがない点が挙げられるでしょう。優良品は、たとえ純正品を製造したメーカーで作られた部品でも、新車製造時の規格・品質のままとは限りません。いわば後発品であり、薬で言うところのジェネリック商品である優良品は、純正品の一部機能を改善・向上させて作られることも多々あります。
一般社団法人 日本自動車部品協会のご紹介
JAPA (JAPAN AUTOMOTIVE PRODUCTS ASSOCIATION)
JAPAは1970年に設立され、任意団体として活動を開始、1972年には「優良部品推奨制度」を確立し、その後の優良部品マーケット醸成に大きく貢献してきました。
国内のみならず海外のアフターマーケットでも優良部品が注目される中、輸出を専門とする部品商社も入会、また2000年には準会員制度を立ち上げ、多くの優良部品メーカーが入会しました。近年では特に大手部品メーカーの入会も増え、正・準会員合わせて100社の規模となり、アフターマーケットを代表する団体に成長しています。
2012年には「自動車優良部品推奨制度」を改定し、推奨する基準を高め、優良部品の地位向上と普及に努めています。現在、JAPAが推奨する優良部品はメーカー数にして60社以上、品目として300近いボリュームとなっています。